冬の恐怖のひとつ・インフルエンザ。

感染してしまったときの辛さ・苦しさはもちろんだが、その前にもう一つ苦しみがある。そう、インフルエンザの検査だ。

鼻の中に長い綿棒をグリグリ突っ込んで粘液をとる簡易検査が今は主流だが、あの痛みと気持ち悪さときたら、それだけですでに気がめいってしまう。あれってなんとかならないの?

なぜ検査は鼻から行うものなのか。検査薬キットのメーカー担当者に聞いた。2014012800012_3

「通常、インフルエンザの感染が疑われる状況で病院・クリニックに行くと、『迅速診断法』という方法の検査で、感染の有無を診断されます。あの検査が痛い、辛いという声はよく聞きますが、実は鼻だけでなく、のどからとることもできるんですよ」

だったら、鼻じゃなく、のどから調べてくれたらずいぶんラクで良いのに…。

「のどからの検査は、鼻に比べて“感度”が低くなってしまうというデメリットがあります」

また、「ラップなどで鼻水をかんで検査する」という方法もあると聞くけど、それじゃダメなのか。

「ご指摘の通り、鼻水で検査するという方法もありますが、それもやはり感度は低くなります」

とはいえ、検査は簡易検査で、「結果をすぐに見せる」ことが目的。また、陰性だった場合でも、100%感染していないとは言い切れないため、少しでも感度の高い方法、つまり「鼻の粘液を綿棒でとる方法」が、一般的なのだそう。

さらに、インフルエンザ治療薬は発症から48時間以内に服用するのが基本となっているため、すぐに検査結果が分かる「迅速診断法」が主流となっているという理由もあるらしい。

では、やっぱり採血などで調べることはできないのだろうか。

「血液検査の場合、時間がかかるうえに、ウイルスは出る場所が決まっていて、鼻やのどの粘液に量がたくさん出るので、調べやすいということがあります」

ちなみに、小さな子の場合、嫌がる子も多いため、細い綿棒を使用したり、のどから粘液をとってくれたりする医療施設もあるそう。

まずは生活リズムと体調を整え、予防に努めることをお忘れなく。